
本記事は執筆時点(2025年03月06日)の情報をベースにしております。掲載している情報が最新ではない可能性がありますので何卒ご容赦ください。
GIMP(ギンプ)は、無料で利用できる強力な画像編集ソフトウェアとして、多くのデザイナーに愛用されています。

一般的には写真編集に利用されますがテキストのデザインも可能で、日本語の縦書きテキストも簡単に作成できます。
この記事では、GIMPを使用して縦書きのテキストを作成する方法について詳しく説明します。
作業環境は以下の通りです。GIMPのバージョンによっては表示・操作方法などが異なる場合がございますのでご容赦ください。
検証環境 | Window10 | GIMP 2.10.34 |
---|
GIMPのインストール方法についてはこちらのぺージにまとめています。
バージョン2.10から縦書き機能が追加
バージョン2.10以降のGIMPにはテキストの縦書き機能が追加されています。これにより横書きと縦書きの切り替えを即座に行うことが可能になっています。
古いバージョンのGIMPでは今回紹介する機能は利用できませんのでご注意ください。
テキストツールの文字を縦書きにする
テキストツールを選択した状態で、テキストの範囲内を右クリックするとメニューが表示されます。

同じ「縦書き」でも仕様が違う4種類が用意されているので、状況に合わせたものを選択します。
- 縦書き・右から左へ(向きの混在)
- 縦書き・右から左へ
- 縦書き・左から右へ(向きの混在)
- 縦書き・左から右へ
現在の「左から右へ」から「縦書き・右から左へ(向きの混在)」へチェックを切り替えてみます。

テキストが縦書きに切り替わりました。

同様の手順で「左から右へ」にチェックを入れなおせば元の横書きに戻ります。
4種類の「縦書き」の違いは以下の通りです。
縦書き・右から左へ(向きの混在)
テキストは右から左へ表示される。
英数字は縦にならない。

縦書き・右から左へ
テキストは右から左へ表示される。
英数字も縦になる。

縦書き・左から右へ(向きの混在)
テキストは左から右へ表示される。
英数字は縦にならない。

縦書き・左から右へ
テキストは左から右へ表示される。
英数字も縦になる。

まとめ
以上が、GIMPで文字を縦書きにする方法です。
年賀状、カレンダーなどで縦書きのテキストは多く使用されているので活用の場面は多いですね。