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jquery.autokana.jsとは？
入力された日本語テキストのふりがな（フリガナ）を自動的に別の欄に入力してくれるJQueryのライブラリです。
たった1行のコードで自動かな入力補完を実装できるので、お問い合わせフォームなどを使いやすくしたい時に非常に重宝します。
下のテキストボックスがjquery.autokana.jsライブラリを利用したサンプルフォームです。
Aの欄に日本語を入力すると自動でBにふりがなが表示されます（ローマ字・コピペ・予測変換での入力を除く）。
jquery.autokana.jsの実装方法
ライブラリファイルをダウンロード
jquery.autokana.jsはダウンロードファイルをページに読み込んで使用します。
まずはGithubの作成者様のページにアクセスしZIPファイルをダウンロードしてください。
https://github.com/harisenbon/autokana
ページ上部の「code」という緑色のボタンを押し、「Download ZIP」をクリックします。
autokana-master.zipがダウンロードされるので、解凍したら「jquery.autokana.js」を取り出してください。
ライブラリを読み込む
「jquery.autokana.js」を任意のディレクトリにアップロードし、scriptタグを使ってページに読み込ませます。
jquery.autokana.jsはjQueryを利用しているので必ずjQueryの方を先に読み込むようにしてください。
JavaScript
<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/jquery/3.6.3/jquery.min.js"></script> <script src="./js/jquery.autokana.js"></script>
入力フォームを用意
HTMLで漢字の入力欄とふりがな入力欄のためのテキストボックスを2つ用意します。
この後JSでかな入力補完を適用させるために、それぞれにIDを付けておいてください（ここでは「UserName」「UserFurigana」と付けました） 。
HTML
<input type="text" id="UserName"> <input type="text" id="UserFurigana">
IDを使って名前とフリガナのフォームをJSで定義
最後にJS側でautokanaを先ほどのテキストボックスに適用させます。
JavaScript
$.fn.autoKana('#UserName', '#UserFurigana');
以上でjquery.autokana.jsの実装は完了です。
カタカナで自動入力するように変更する
自動入力される「ふりがな」は平仮名ではなく「カタカナ」で行うように設定を変えることができます。
JSで定義する際に、下記のように「{katakana:true}」を後ろに付け加えるだけです。
JavaScript
$.fn.autoKana('#UserName', '#UserFurigana',{katakana:true});
jquery.autokana.jsの注意点
冒頭でも少し述べましたが、テキストボックスへの入力の仕方によってはjquery.autokana.jsで自動かな入力が行われないので注意が必要です。
- ローマ字での入力は非対応
- コピペや予測変換で入力したテキストは非対応
- 入力した文字を漢字に変換してから削除すると、自動入力されたふりがなは削除されない
まとめ
以上がJSで自動かな入力補完を実装できるライブラリ「jquery.autokana.js」の使い方です。
一部非対応の入力方法があるものの、非常に簡単に実装できる魅力的なライブラリです。ふりがな入力を求めるフォームを作る際には補助的な役割で導入してみてはいかがでしょうか？
