• HOME > 
  • JavaScript > 
  • JavaScriptで偶数と奇数を判定する方法【テーブルの行...

JavaScriptで偶数と奇数を判定する方法【テーブルの行などを交互に処理する】

投稿日:

このページにはGoogleアドセンス広告とアフィリエイト広告が含まれています。

カテゴリー記事のアイキャッチ画像
広告
広告

JSで数値の偶数と奇数を判別するには?

JSで「偶数と奇数の判別」を行う機会がありましたので、その際覚えた内容を備忘録として残しておきます。

結論から言うと、ある数値に対して「数値を2で割って余りが0なら偶数」「数値を2で割って余りが0でなければ奇数」という方法で判別を行います。

偶数奇数の判別式

これを条件分岐に落とし込むと次のようになります。

JavaScrit

/*偶数の場合*/
if(number % 2 == 0){
    //処理をここに記述   
}
/*奇数の場合*/
if(number % 2 !== 0){
    //処理をここに記述   
}

JSで偶数奇数を判別してテーブルの行を色分け

ここからは、「JSでの偶数奇数を判別」を調べるきっかけとなった出来事の備忘録です。

JavaScritを使って配列のデータからテーブルを生成し、偶数番目の行に色付けしたいというという状況がありました。

目指していたのは以下のようなテーブルです。

目指すテーブルのデザイン

まずJSで配列をもとにテーブルを生成しました。

JavaScrit

var data = [
    {
        name:"東京太郎",
        phone:"03-0000-0000"
    },
    {
        name:"埼玉次郎",
        phone:"04-0000-0000"
    },
    {
        name:"千葉三郎",
        phone:"05-0000-0000"
    },
    {
        name:"神奈川四郎",
        phone:"06-0000-0000"
    },
    {
        name:"茨城五郎",
        phone:"07-0000-0000"
    },
];
var html = "";
for(var n = 0; n < data.length; n++){
    var number = Number(n) + 1;
    html += "<tr>";
    html += "<th rowspan='2'>"+ number +"</th>";
    html += "<td>"+ data[n]["name"] +"</td>";
    html += "</tr>";
    html += "<tr>";
    html += "<td>"+ data[n]["phone"] +"</td>";
    html += "</tr>";
}//end for

var testTbl = document.getElementById("testTbl");
testTbl.innerHTML = html;

あとはCSSでセルに背景色を設定するだけと思ったのですが、ここでつまづきました。

これまでテーブルの行を交互に色分けしたい時は、CSSの疑似クラスを使って「tr:nth-child(even)」や「tr:nth-child(odd)」のように指定していたのですが、この状況だと次のようになってしまいます。

CSSの疑似クラスで行を色分けする

テーブルのHTMLを見るとわかりますが、名前と電話番号を合わせて1行として扱いたくても、実際のtr要素は2行に分かれているため、電話番号のセルのみが偶数行として処理されてしまうのが原因です。

HTML

<table id="testTbl">
    <tbody>
        <tr>
            <th rowspan="2">1</th>
            <td>東京太郎</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>03-0000-0000</td>
        </tr>
        <tr>
            <th rowspan="2">2</th>
            <td>埼玉次郎</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>04-0000-0000</td>
        </tr>
        <tr>
            <th rowspan="2">3</th>
            <td>千葉三郎</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>05-0000-0000</td>
        </tr>
        <tr>
            <th rowspan="2">4</th>
            <td>神奈川四郎</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>06-0000-0000</td>
        </tr>
        <tr>
            <th rowspan="2">5</th>
            <td>茨城五郎</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>07-0000-0000</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>

そこでJS側で偶数行としてひとまとめに扱いたいtr要素に専用のクラスを付与して色分けするという方法にたどり着きました。

今回のテーマである「偶数と奇数の判別」を使って条件分岐を追加し、tr要素に「tr_even」というクラスを付与します。

JavaScrit

//省略
for(var n = 0; n < data.length; n++){
    var number = Number(n) + 1;
    html += "<tr ";
    if(number % 2 == 0){//偶数行の場合
        html += "class='tr_even'";//クラスを付与
    }//end if
    html += ">";
    html += "<th rowspan='2'>"+ number +"</th>";
    html += "<td>"+ data[n]["name"] +"</td>";
    html += "</tr>";
    html += "<tr ";
    if(number % 2 == 0){//偶数行の場合
        html += "class='tr_even'";//クラスを付与
    }//end if
    html += ">";
    html += "<td>"+ data[n]["phone"] +"</td>";
    html += "</tr>";
}//end for
//省略

最終的なHTMLは次のようになります。

あとはクラス「tr_even」にCSSで背景色を設定すれば完成です。

HTML

<table id="testTbl">
    <tbody>
        <tr>
            <th rowspan="2">1</th>
            <td>東京太郎</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>03-0000-0000</td>
        </tr>
        <tr class="tr_even">
            <th rowspan="2">2</th>
            <td>埼玉次郎</td>
        </tr>
        <tr class="tr_even">
            <td>04-0000-0000</td>
        </tr>
        <tr>
            <th rowspan="2">3</th>
            <td>千葉三郎</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>05-0000-0000</td>
        </tr>
        <tr class="tr_even">
            <th rowspan="2">4</th>
            <td>神奈川四郎</td>
        </tr>
        <tr class="tr_even">
            <td>06-0000-0000</td>
        </tr>
        <tr>
            <th rowspan="2">5</th>
            <td>茨城五郎</td>
        </tr>
        <tr>
            <td>07-0000-0000</td>
        </tr>
    </tbody>
</table>

まとめ

以上がJavaScriptで偶数と奇数を判定する方法です。

メソッドがある訳でもなく、いたってシンプルな方法ですね。Webアプリなどを作っていると使いどころはたくさんありそうなので覚えておいて損はないでしょう。

広告
広告

関連する記事

サムネイル

JSでセレクト値が変更されたらフォームを送信を実行する方法【……

2024年07月02日
ユーザーがセレクトボックスの値を変更したタイミングでフォームの送信を実行するという処理を実装する機会があったので、その方法を備忘録として残しておきます。
サムネイル

JSでチェックボックスの全選択全解除を行う方法【すべて選択】

2024年07月02日
フォームのチェックボックスの数が多いときにあると便利な、ワンクリックで全選択や全解除できる機能をJavaScriptで作る機会があったので、その方法を備忘録として残します。
サムネイル

JSで配列の重複チェックを行う【Setオブジェクトを利用】

2024年07月02日
JavaScriptで配列の中に重複する値が存在するか判定したい状況があり、その時に調べたことを備忘録として残しておきます。今回は単純に重複しているかどうかだけ分かればよかったので、「Setオブジェクト」を使って重複チェックを行う方法を選びました。
サムネイル

JSのkeyup・keydown・keypressの違い【キ……

2024年06月13日
JavaScriptの「keyup」「keypress」「keydown」はいずれもユーザーのキーボードイベントを処理したい時に使用します。それぞれ処理が発火するタイミングなどに違いがあるので、用途に応じた使い分けが必要です。
サムネイル

JSでテキストボックスに入力された値を即時取得する【this……

2024年06月13日
ユーザーがinputのテキストボックスに入力した値をJavaScriptを使って即時取得して処理させたい状況がありましたので、その方法を備忘録として残しておきます。
サムネイル

JSで郵便番号検索を実装できるライブラリ【yubinbang……

2024年04月12日
yubinbango.jsは郵便番号検索(郵便番号を打ち込むと住所が自動入力される)機能を簡単に実装できるのライブラリです。一実装方法がとても簡単なのでメールフォームなどに手軽に郵便番号検索機能を導入したい方におすすめです。