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WordPressが使える無料レンタルサーバーおすすめ3選【選び方と注意点】

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本記事は執筆時点(2024年02月01日)の情報をベースにしております。掲載している情報が最新ではない可能性がありますので何卒ご容赦ください。

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無料レンタルサーバーとは?

Webサイトをインターネット上に公開するためには、サイトのデータ(コンテンツ)をアップロードしておくためのサーバーが必要です。

WordPress自体は無料で使えますが、サーバーにインストールしてはじめて利用できるので、まずはサーバーを用意しないことには何も始められません。

レンタルサーバーは、このサーバーをレンタル契約で利用できるサービスです。(個人のサイトから企業のサイトに至るまで、サーバーはレンタルサーバーを利用するのが一般的です。)

レンタルサーバーの役割のイメージ画像

レンタルサーバーを提供するサービス業者はいくつもあり、中には無料で利用できるものも存在します。

無料レンタルサーバーはコストを掛けずにWebサイトを運用できるのという点でとても魅力的ですが、デメリットもあるので注意が必要です。

本記事では無料レンタルサーバーのメリット・デメリットを解説したうえで、WordPressが使えるおすすめの無料レンタルサーバーをご紹介します。

無料レンタルサーバーのメリット・デメリット

Webサイトを制作・運営するにあたって、レンタルサーバーの機能・性能は非常に重要です。

無料レンタルサーバーは無料という大きな利点がある反面、当然ですが有料のものと比較して機能も性能も劣ります。

価格だけで判断せず、メリット・デメリットをしっかり理解してから利用するか判断しましょう。

無料レンタルサーバーの
メリットデメリット
  • コストを抑えてWebサイトを運用できる
  • 気軽に試すことができる
  • 広告が表示される
  • 保存容量が少ない
  • サーバーの性能(スペック)が低い
  • SSL化ができない
  • 独自ドメインが使えない
  • 将来的にサービスが終了する恐れがある

広告が表示される

無料レンタルサーバーの多くは自動的に広告が表示される作りになっています。

特に企業サイト(コーポレートサイト)では自社と関係のない広告が表示されるとブランドイメージや会社の信頼性を損なう恐れがあります。

また、アフィリエイトサイトの場合はクリックしても収益が発生しない広告が混ざっていると、アフィリエイト広告がクリックしてもらえない可能性が高まります。

Webサイトに期待する役割を最大限発揮させたいのであれば余計な広告は表示させないことが望ましいでしょう。

(※PCで表示されていなくても、スマートフォンで閲覧したときには表示されるものもあるので注意してください。)

保存容量が少ない

無料レンタルサーバーは総じて保存容量が少なく設定されていますので、将来的にコンテンツが増えると容量不足になる恐れがあります。

WordPress本体だけでも容量は100MB以上消費しますし、画像や動画などをアップロードすれば更に容量が必要です。

現時点ではコンテンツが増える予定がなくても、将来的にサイトの運用方法が変わる可能性はあります。

Webサイトは半永久的に運営を続けていくものがほとんどですから、将来的にコンテンツ(使用容量)が増えても問題ないようにしておいた方が安心です。

サーバーの性能(スペック)が低い

ストレージがHDDなのかSSDなのかといったサーバーの性能(スペック)はページの読み込み速度などに影響します。

ページの読み込みに時間がかかっていると、訪れたユーザーがしびれを切らしてサイトを離脱してしまいかねません。

またページの読み込み速度が遅いと検索順位の低下を招くと言われているので、SEO対策の観点からもレンタルサーバーのスペックは重視すべきポイントです。

SSL化ができない

SSL化とは、Webサイトの通信を暗号化する技術です。

SSL化することで、Webサイトを訪問するユーザーとWebサイトのサーバーとの間のデータ通信が暗号化され、第三者による盗聴や改ざんを防止することができます。

SSL化ができない無料レンタルサーバーでは、そうしたリスクにさらされる可能性が高いということを理解しておく必要があります。

独自ドメインが使えない場合がある

インターネット上の住所がドメインです。「○○.com」や「○○.jp」などサイトURLにあたるものを指します。

通常はドメイン登録サービスを利用して、そのサイトだけのドメイン(独自ドメイン)を取得し公開するのですが、無料のレンタルサーバーでは独自ドメインを設定できない場合があります。

このような場合、レンタルサーバーが用意した共有ドメインを使って公開することになるのですが、企業サイト(コーポレートサイト)では自社と関係のないドメインを使っているとブランドイメージや会社の信頼性を損なう恐れがあります。

将来的にサービスが終了する恐れがある

これに関しては前もってわかるものではありませんが、実際にいくつもの無料レンタルサーバーがサービスを終了したり、無料プランを廃止したり、有料に切り替わったりしています。(利用者数に制限があり、上限に達すると新規契約の受付がストップするというものもありました)

無料レンタルサーバーを利用するのであれば、もしかしたらサービス内容が変わったり、最悪の場合使えなくなるかもということは頭に入れておいたほうが良いでしょう。

無料レンタルサーバーが向いている人・向いていない人

上記のようなメリットとデメリットを考慮すると、無料レンタルサーバーが「向いている人」「向いていない人」が見えてきます。

無料レンタルサーバーが
向いている人 向いていない人
  • 小規模なサイトを作りたい人
  • コストを最優先にしている人
  • WordPressの操作方法などを試してみたい人
  • 中~大規模なサイトを作りたい人
  • ビジネス目的のサイトを作りたい人
  • 電話やメールでのサポートが必要な人

中~大規模なサイトには向いていない

無料レンタルサーバーの多くはディスク(保存)容量がとても少ないため、コンテンツ(ページ数や画像・動画などのデータ)が多くなるであろう中~大規模なサイトには容量不足です。

容量を気にしながら運営するよりも、最初から余裕をもったディスク(保存)容量でスタートした方がコンテンツ制作に集中できるはずです。

(ちなみに参考までに当サイトを例に挙げると、約200記事で1.1GBの容量を使用しています)

ビジネス目的のサイトには向いていない

優れたコンテンツを掲載していても、独自ドメインが使えなかったりサイトと関係ない広告が表示されると、意図した成果が得られない恐れがあります。

何らかの収益を得ることが目的のビジネスサイトを作るのであれば、広告が表示されない有料のレンタルサーバーを選択した方が良いでしょう。

電話やメールでのサポートが必要な人には向いていない

無料レンタルサーバーでは電話やメールでのサポートに対応してくれないことが多いです。

レンタルサーバーの操作に不安がある場合は、保険だと思って有料のレンタルサーバーを選んでおいた方がいざというときに安心です。

有料のレンタルサーバーでも月々数百円程度しかかかりません。まずは試してみたいという場合でも、多くのサーバーでは無料期間が設けられているのでそちらを活用した方が良いでしょう。

おすすめの無料レンタルサーバーの紹介

無料レンタルサーバーの注意点やデメリットを述べてきましたが、ここではそういった欠点が限りなくカバーされサイトの規模や目的によっては無料でも何ら問題なく使えそうなサービスを3つご紹介します。

なお、紹介するものはWordPressが使える無料レンタルサーバーです。その他にも無料レンタルサーバーはありますが、中にはWordPressが使えない(PHPとデータベースが利用できない)ものもあるので注意してください。

掲載しているのは本記事公開時の情報です。各レンタルサーバーのサービス内容は変更されている恐れがありますのでご容赦ください。

おすすめ無料レンタルサーバー3選とその機能比較

シン・クラウド for Free XREA Free
(エクスリア)
StarServerFree
(スターサーバー)
広告表示 なし あり あり
(※スマホのみ)
独自ドメイン
ディスク(保存)容量 10GB 10GB 2GB
データベース上限 5個
(容量は500MB)
5個 1個
(容量は50MB)
サポート ×
(メール・チャットのみ)
×
SSL化
(無料独自SSL)
×

シン・クラウド for Free

シン・クラウドforFreeのキャプチャ 出典:シン・クラウド for Free

「シン・クラウド for Free」は大手レンタルサーバーである「Xserver」が提供する無料レンタルサーバーサービスです。以前は「XFree」その前は「XDomain」という名前で運用されていました。

シン・クラウド for Freeの特徴は以下の通りです。

  • 独自ドメインが使える
  • 広告表示なしで使える
  • 保存容量が10GBと多い
  • 無料独自SSLが利用できる

PC・スマートフォンともに広告が表示されないというのは大きなポイントです。

それに加えて、保存容量も10GBかつデータベースも5個まで作成可能となっており、有料のレンタルサーバーと比べても遜色のないサービス内容となっています。

唯一の注意点としては公式サイトに明記してあるように「サポートはなし」という点です。

公式サイトによると「サポート不要の上級者向け」のサービスであると書かれており、電話・メールともにサポートは対応してくれないようですので、サーバーの使用方法などに関して不安がある方は別のプラン・サービスを検討した方が良いかもしれません。

シン・クラウド for Free | 有料サービス級の高機能 完全無料レンタルサーバー

(※2024年1月時点では、申し込みの増加に伴い『シン・クラウド for Free』は一時的に新規受付を停止しています)

XREA Free(エクスリア フリー)

XREAFreeのキャプチャ 出典:XREA Free

「XREA Free」はGMOデジロックが提供するXREAというレンタルサーバーの無料プランです。GMOグループは他にもいくつものレンタルサーバーを提供しています。

XREA Freeの特徴は以下の通りです。

  • 独自ドメインが使える
  • 保存容量が10GBと多い
  • データベースが5個まで作成できる
  • メール・チャットのサポートが受けられる

今回紹介した3つの無料レンタルサーバーの中で唯一、メールもしくはチャットによるサポートに対応しているというのが大きなポイントです。

ただし、PC・スマートフォンどちらにおいても広告が表示されるのでビジネス目的のWebサイトに利用する際は注意が必要です。

XREA Freeでアカウントを作成してWordPressをインストールするまでの手順についてはこちらのページで詳しく説明しています。

StarServerFree(スターサーバー フリー)

StarServerFreeのキャプチャ 出典:StarServerFree

「StarServerFree」はネットオウルが提供するレンタルサーバーの無料プランです。

スターサーバーには3つの無料プランが存在しますがWordPressが利用できるもの(PHPとデータベースが使える)は「フリー PHP+MySQL」だけですのでご注意ください。

StarServerFreeの特徴は以下の通りです。

  • 独自ドメインが使える
  • PCのみ広告表示なしで使える

広告に関して、スマートフォンでは表示されるもののPCでは表示されないという特徴があります。

一方で保存容量が2GBしかなくデータベースも一つしか作成できないなど、「シン・クラウド for Free」や「XREA Free」と比べると心細く感じてしまいます。

また、フリープランにおいてはメールサポートは行っていないと公式サイトに記載されていますので、サーバーの使用方法などに関して不安がある方は別のプラン・サービスを検討した方が良いかもしれません。

無料レンタルサーバー【スターサーバーフリー】

サイトを公開するなら独自ドメインも必要

インターネット上の住所がドメインです。「○○.com」や「○○.jp」などサイトURLにあたるものを指します。

インターネット上にWebサイトを公開するためにはドメイン登録サービスを利用して、ドメインを取得しておく必要があります。

レンタルサーバーを契約すると無料で使えるようになる共有ドメインも存在しますが、Webサイトを一般公開するのであれば有料の独自ドメインを取得する方が望ましいでしょう。

まとめ

以上が、WordPressが使える無料レンタルサーバーの選び方と注意点、そしておすすめのレンタルサーバー3つの紹介でした。

作りたいサイトや目的によって、無料レンタルサーバーが合う場合と合わない場合がありますのでサービスの内容をよく理解して契約するようにしましょう。

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